「 セーラー服を脱がさないで☆ 」(06年6月シティ)
オフ本/A5/44P/表紙特殊紙使用一色刷り/¥500
三人エロ本第四弾。先生なハウルと生徒なソフィーの18禁本。
キラ・保険医、理中・センセイシリーズ、あぷ・家庭教師な話を書いています。
「愛し合う夫婦が一つのベッドで眠っていたら、ほどよい頃に神様が赤ちゃんを授けてくれるんでしょう?」
可愛い教え子の言った言葉に、僕は思わず唖然とした。
いつまでもぽかんと口を開けて、らしくもないマヌケ面をさらす僕を見上げて不思議そうに、「先生?」と小首を傾げるそんな様は、本当に愛らしいのだけれど。
「……ねぇソフィー。そんなこと一体、だれが言ってたの?」
「学校のシスターが言ってたわ。初等部の時にだけど」
尋ねたのはソフィーではなくクラスメイトだったらしいけれど、とにかくソフィーもその返答を聞いて、なるほどと納得したらしい。こっちが「なるほど」と言いたい気分だった。なるほど、確かにソフィーだったら納得するだろうね、と。
僕は呆れていいのか笑えばいいのかわからなかった。こんなにも驚いたのは、一体いつぶりのことだろう。世間ずれしているこのお嬢さんの家庭教師になってから、そりゃもうずいぶんと驚かされてきたような気はするけど……今日のこれはまさにそれの筆頭と言えた。
「……あのね、ソフィー。あんたの昔からの考えを覆して悪いんだけど……それはね、嘘だよ」
このまま今の会話を流してしまうかとも思った。だけどどうしてもさらっと何事も無かったかのように流せるはずもなくて、僕は気がつくとそう言っていた。
ソフィーはきょとんとした顔で僕を見ていた。僕が何を言ったのか、ソフィーにはよくわからないかのようだった。
「だってあたし、確かにシスターがそう答えているのを聞いたのよ。確かに昔の話だけど、でも勘違いなんかしてないわ、先生」
「いや、あんたが聞き間違いとか覚え違いをしているだなんて言ってはいないよ。そうじゃなくてね、そのシスターの言ったことがそもそも間違ってるんだよ」
ゆっくりと僕がそう言うと、ソフィーは大事な恩師を侮辱されたとでも思ったかのような、そんな顔をした。
「シスターは嘘なんかつかないわ! いつだって正直で、ちゃんとあたし達を教え導いてくれて―――」
「あぁソフィー、わかってる、わかってるから! 違うよ、そんな意味で言ったんじゃなくて……僕の話を聞いてくれ!」
隣に座った僕の方に身を乗り出して、顔を真っ赤にして抗議をしてくるソフィーに慌ててそう言った。このお嬢さんが怒ると手がつけられなくなることは、もう十分によくわかっているんだ。
「シスターが言ったことは嘘で―――あぁだから、悪口を言ってるわけじゃないんだからそう睨みつけないでよ! だからだね、シスターがそう言ったのは、あんたがまだ小さい頃だったから、だから真実を教えなかったんだ。どこだってそうなんだよ。例えば親に聞いたとしたって、赤ん坊はコウノトリが連れてくるんだよとか、そんなでたらめを言って逃れることはよくあることなんだ。シスターに悪意があったわけでもないし、あんたが聞き間違えたわけでもないし、僕が嘘をついてるわけでもないんだ! 本当なんだよ!」
言ってから、どうして僕はこんなに慌てているんだろうと自分でも不思議に思った。でも本当に、思い切り心は焦っていて、どうしてもこのお嬢さんを説得しなくてはなんて、そんな思いに占められていた。まるでそれが最優先事項であるとでも言うかのように。
でも僕は、そう言ったら、次に好奇心旺盛なこのお嬢さんが、何て言ってくるのかを、少しも考えなかった。それがまずかった。
「じゃあ先生、シスターの言った言葉が嘘なのだとしたら、じゃあ赤ちゃんはどうやってお腹にまでやって来るの?」
その眼差しは、まるで五歳の女の子のようだった。
あぁなんて、なんて。
―――一体どこまで純粋で無垢なお嬢さんなんだろう。
今更ながらに、どうしてこんなことになったんだろうと、僕はそれを思わずにはいられなかった。
めちゃくちゃ箱入りお嬢様なソフィーを、無理やり食べちゃう家庭教師の話ですね。
今回はエロ度は低くて萌え度は高いような気があぷ的にはします。
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