絶対服従

(表紙画像はありません。文字オンリー)
「 絶対服従  」(スパコミ関西12)
オフ本/A5/44P/表紙特殊紙一色刷り/¥500
三人エロ本第五弾。今回は主従本です。ここまでくると色物本という気がします(笑
あぷ「魔法使いと使い魔」、キラ「お嬢様と執事、理央「姫君と侍女」シリーズ。
「何なのよ、これは!」
「手錠。きっとあんたは大人しく協力してくれないだろうと思ったからね。本当は僕だってこんな手荒な真似はしたくないんだ。でも依頼なんだから仕方ないだろう?」
 言葉の割りに、ハウルは楽しそうだった。仕方ないと言いながら、今の状況を楽しんでいることは間違いなかった。ソフィーは怒りにぷるぷると身体を震わせた。腕はずいぶん高い所まで持ち上げられて、今は膝立ちになっている状態だった。そうでなければ、絶対に蹴り上げてやったものを!
「人を手錠で縛り上げるだなんて、最低! あんたがここまで性格の悪い奴だったなんて知らなかったわ!」
「あぁ、じゃあそれはあんたの認識不足だったんだね」
 あっさりとハウルはそう言った。ソフィーが何を言っても、ハウルは聞く耳などもちはしないのだろう。まともに相手にすらされていない。ソフィーは唇をこれでもかと言うほどに噛み締めることしかできなかった。
「……っと、先に手錠で動けなくしたのはまずかったかな。これじゃ脱がせないな」
「は……なに……?」
 さらっと物騒なことを聞いたと思って、ソフィーは身体を固まらせた。そんなソフィーにハウルは微笑んで、「まぁそれならこうするしかないな」と、ぱちっと指を鳴らした。
 その瞬間、ソフィーの身にまとっていた夜着が消え、上下共に薄い下着姿になった。ソフィーは今が夜中だということも忘れて悲鳴を上げた。
「きゃああああっ! 何するのよっっ!」
「……別にもう、何回も一緒に寝てるしあんたの身体なんて知り尽くしてるんだから、そんな叫ばなくてもいいんじゃないのかい?」
 初めてハウルの顔から笑顔が消えたが、ソフィーはそんなことを気にしていられる余裕なんてどこにもなかった。
「何するのよ! 服を返して! いきなり魔法で人を脱がすだなんて信じられないっ!」
「だって服を着たままじゃあんたを感じさせられないし、そうしたら依頼の品を作ることができないんだよ」
「人を脱がすことと依頼が、一体どう関係してるっていうのよ! 手伝ってほしいだなんて嘘だったのね。そうでしょっ!?」
 手錠で身体の自由を奪われた上に、身体の線が露な下着姿。恥ずかしさのあまりソフィーは涙目になりながら、キっとハウルを睨みつけた。「ひどいなぁ」とハウルは肩をすくめた。
「僕はそんな嘘をあんたについたりはしないよ。実際依頼は受けているし、そのためにあんたにもこうして協力してもらってるんだから」
「人をこんな目に合わせることと、どう依頼が関係するっていうのよ! 聞いたこともないわよ、そんな依頼!」
「僕の今日の仕事は、あんたを思い切り感じさせてあげることなんだよ」
 長い指がそっとソフィーの頬に触れた。愛おしむようなその指の動きに、ソフィーは昔の恋人時代を思い出してしまいそうになった。けれど今のこの状況を思い出して、噛んでやろうかと思った瞬間、まるでそれがわかったようにハウルは指をさっと離した。
「今日僕が頼まれたのは、愛の妙薬を作ってくれってものでね」
「愛の……?」
 一瞬何を言っているのかわからなかったが、ハウルのにんまりとした笑いに、ソフィーはすぐさまそれが媚薬だとわかって顔を赤くした。政略結婚で嫁ぐお姫さまなどにも、昔は魔女が媚薬を渡していたことは知っている。それを作るのも、昔から魔法使いの仕事だったのだ。けれど今日、どこかのお姫さまがハウルにそれを作ってくれと頼みに来たわけがない。つまりは……私的に使いたいという、どこかのだれかの依頼なのだ。
「……で、それとこれが、一体どう関係するっていうのよ」
「まだわからない?」
 ハウルは実に楽しそうだった。そうしてソフィーを焦らすことこそが、人生で一番楽しいのだとも言いたげに。
「何なの?」
 いい加減苛立ちを覚え始めたソフィーに、ハウルは満面の笑顔で信じられないことを言った。

「使い魔が感じてあそこから出す液は、媚薬になるんだよ」
あぷの話はこんなんです〜。前回エロ度は低かったので今回はがんばりました(笑
キラさんに褒められたのが嬉しい! エロ苦手なのに、エロの帝王に褒められたよ……!