君は僕の愛玩物

(表紙画像はありません。文字オンリー)
「 君は僕の愛玩物 」(魔法使いの契約書)
コピ本/A5/40P/表紙特殊紙使用一色刷り/¥250
現代物…? 飼い主なハウルとペットなソフィーという異色物。
あの頃の私はどうかしていたと思いたくなる一冊です(笑)
 その日僕は猫を拾った。
 まだ小さな、可愛い声で鳴く子猫を。
 目が合って、僕はしばらくその場に立ち尽くした。


 一緒に来るかい? と、視線で尋ねた。
 手を出して。赤毛にそっと触れた。
 いいなぁ、これ。
 すぐに思った。僕は笑った。


 家に帰って、雨に濡れて汚れていた服を脱がして、とりあえず僕のシャツを着せた。
 ぶかぶかなのが気になったのか、着心地が悪そうにもぞもぞしている。
 ソファーに座らしてインスタントのコーンスープを出した。
 猫舌なのかなかなか飲まない。
 ちびちびと飲んで、熱がっている様子を僕は眺めていた。


「可愛いね」


 見ていると和む。
 触れた赤毛は手に柔らかかった。
 すっとそのまま頬を撫でて。


「可愛い」


 頬に、キスを一つ。


「ずっと退屈してたんだ。面白いことが何も無くてね」

 可愛い可愛い子猫ちゃん。
 君なら少しは、僕を楽しませてくれるかい?
 それなら面倒を見てあげる。


 何があったのかなんて、そんな面倒なことを聞く気はないさ。
 もとよりそんなことに興味はない。
 ただ僕は、自分が楽しければ。
 それだけでいいんだから。


「君を飼ったら楽しそうだな」


 その可愛い仕草を見せてくれるだけでいい。
 他には何も望まない。
 だってペットなんて、そんな存在なんだから。
 適度に居て、存在して。
 こっちは見て楽しむ。ただそれだけ。


「名前、何ていうの?」


 僕の問いに。
 ソフィー、と。
 小さな小さな答えがあった。


 それが始まり。





 その日僕は猫を拾った。

 長い赤毛の、小さな少女を。
露骨な描写は無いのですが、雰囲気的に16禁ぐらいにしたい一冊。
当初は続編考えていたりもしたんですが、現実に返って無しになりました(笑
とりあえずこれはこれで、エチーな雰囲気楽しんで下さい(笑